社会科学系の学部選択
前回まで、教養系の学部で学ぶことを主に想定して、留意点など幾つか挙げてきましたが、そもそも、いわゆる文系の生徒が大学進学を検討する際に候補となるのは教養系の学部に限りません。というより、法学部、経済学部、
前回まで、教養系の学部で学ぶことを主に想定して、留意点など幾つか挙げてきましたが、そもそも、いわゆる文系の生徒が大学進学を検討する際に候補となるのは教養系の学部に限りません。というより、法学部、経済学部、
前回に述べたとおり、大学へ進学して、特に教養系の学部へ入った場合などは、標準で4年におよぶ在学期間を通じて何を学んだのか、結局よく分からない大学時代にもなりかねません。仮に、アジア新興国の成長性に
前回の最後で述べたように、教養系の学部へ進学した場合のメリットとして、他学部と比べて提供される科目が多様で、より幅広い選択肢から履修していける、という点が挙げられます。ただ、それは同時に、ややもすれば
前回は、「リベラル・アーツ」をテーマに、「教養」と関連付けながらとりあげました。そこでもふれた東京大学の教養学部に、アジアについて学ぶのに適した分科(地域文化研究分科ほか)があることは当サイトで既に
年が改まったところで当サイトのタイトルも改め、また、サブタイトルへ新たに「リベラル・アーツ」の言葉を加えることにしました(*)。この「リベラル・アーツ」、日本ではよく「教養」と同じように言われ、実際、
前回にもふれましたが、日本最高の大学として圧倒的な存在だった東京大学で、かつて関東以外の出身者の方が多かった学部合格者は、近年、関東圏の高校出身者に過半を占められてきており、「日本を代表する大学」という