前回、東南アジア諸国間のモノ・カネ・ヒトの移動に関して、そのうちヒトについては、産業界での動きを中心にふれました。そこで今回は、当サイトで主として扱っている高等教育界でのヒトの流れをとりあげていきます。
タグ: シンガポール国立大
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日本でアジアを究める: (8) 九州大学
1. 九州大学 総説
旧帝大のなかで最後にとりあげる九州大学は、アジア大陸に最も近い旧帝大という立地上の特徴もあり、かねてからアジア学長会議を提唱して他国の大学と接する場を持つなど、アジア諸国の大学との連携を強めてきました。
前回の投稿の最後に、近年ではASEAN原加盟国の通貨のうちシンガポール・ドルが最も強く、それにフィリピン・ペソが続く、と述べました。通貨のみならず、国家経済の発展状態でもシンガポールの強さは見て取れますが、
前回、日本の国立大学の授業料が年々また上昇しだす可能性について言及しました。
その点、近年は日本以外の主要先進国でも同様の変化が既に見られており、例えばイギリスでは、2010年代に入って
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東南アジア諸国のトップ大学
前回の投稿に関連して、ハーバードやスタンフォード、あるいはオックスブリッジ(オックスフォードとケンブリッジ)など、欧米トップの大学なら名称を知っている日本人も多いはずですが、アジアのトップ校となると