シンガポールとフィリピン、日本の盛衰 (1)
前回の投稿の最後に、近年ではASEAN原加盟国の通貨のうちシンガポール・ドルが最も強く、それにフィリピン・ペソが続く、と述べました。通貨のみならず、国家経済の発展状態でもシンガポールの強さは見て取れますが、
前回の投稿の最後に、近年ではASEAN原加盟国の通貨のうちシンガポール・ドルが最も強く、それにフィリピン・ペソが続く、と述べました。通貨のみならず、国家経済の発展状態でもシンガポールの強さは見て取れますが、
1. インドネシア大学 概説 今回のテーマは、QSの世界ランキングで上位に挙がる東南アジアの大学のうち、まだ個別にふれていなかった国の最高学府、インドネシア大学です。 同校も、タイの大学と同様に通常は国語で授業を行い、そ… 続きを読む »
前回は、小学生の間から能力に応じて選別し始め、大学教育にふさわしい学力の生徒が段階的に絞り込まれていくシンガポールの教育をとりあげました。他方で同国では、それ以外の生徒も、職業教育など別の形で就学の機会を
前々回より、大学進学に対する東南アジアと日本の政策スタンスを比べてみてきました。そのなかには、経済的に厳しい家庭の生徒でも優秀なら大学へ進めるよう、いろいろと対応している国もあれば、こうした手立てを
前回、日本の国立大学の授業料が年々また上昇しだす可能性について言及しました。 その点、近年は日本以外の主要先進国でも同様の変化が既に見られており、例えばイギリスでは、2010年代に入って
これまでASEANの大学をとりあげてきましたが、東南アジア諸国(と日本)の大学進学へのスタンスを比べてみると、幾つか興味深い点が見えてきます。そこで今回、まず最高学府での教育への公的支出という観点から、