1. プロフィール
大阪府(大阪市)出身。幼児期から高校時代まで兵庫県(尼崎・伊丹~神戸市)で生活。東京の大学を卒業し、神戸(初任地)と東京(転勤後)での企業勤務を経て、神戸の大学で修士号を取得のうえ、東南アジアの大学の大学院プログラム(Non-degree)修了。
2. 当サイトについて
これまで、高校卒業後に大学進学を目指す場合、通常、希望する進学先として候補に挙がるのは東京大学をはじめ日本国内の大学ばかり、というのが半ば当然視されてきました。しかし近年では、グローバリゼーションの進展や日本の右肩下がりな将来見通し等から、旧帝国大学(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州の七大学)に合格可能な上位者でも、海外の名門大学への進学を第一志望として、東大ほか国内の大学は第二志望以下に位置付けられるケースが出てきているようです。
ただ、こうした道を実際に目指せるのは、生徒本人の学力と意欲はもちろん、相当の資金力があってこそです。アメリカの有名大学なら、入学許可さえ得られれば、家計の状況に応じて在学中の学費は減免されるよう整備されている所も少なくないにせよ、渡航費や生活費まで補助されるとは限りませんし、なにより、合格するために求められてくる-例えば英語の能力の要件を満たすのに必要な学習環境やTOEFLの受験料、その他の準備費用など、日本の一般的な中学・高校では対応しきれない部分を賄っていくのは、経済的にゆとりがある家庭の子弟でなければ難しいでしょう。
一方、そうした海外志向の子女の間で進学先の候補に挙がるのは、依然、欧米先進国など昔ながらの留学先が中心で、このところ産業界で注目されてきている新興国や途上国の大学は念頭に無いことも少なくありません。そこで、このサイトでは (A) 近隣の新興国、とりわけASEAN(東南アジア諸国連合)の最高学府に注目しつつ、(B) 本人の実力は申し分ないながら、家庭の資力は上で言うほど高くなく、それでも海外で学ぶ機会を望んでいる生徒-という人物像を主に想定し、今後、そのような次世代が自ら望む未来の実現へ役立つ形にしていければと思います。
3. お断り
(1) 前述のような理由から、このサイトでは、年間の学費が約60万円(月平均5万円)以下に収まる、ASEANおよび日本国内の大学を主として意識しています。なお、特に海外の大学にあっては、その倍額-学費が年間およそ120万円(月10万円)程度の大学まで、副次的にとりあげていきます。(※)
(2) 低い経済的条件と対照的に、生徒本人の知的条件(学力など)に関しては、大学教育に最もふさわしい高いレベルを中心に想定しています。具体的には、日本の大学で例示すると、先日「今後の当サイトの方針」として述べたなかで挙げた大学(旧帝大、旧官立大学ほか)に相当するクラスを念頭に置いています。
(3) 先に掲げた国内の大学に限っては、筆者自身の経験にも基づいて投稿していけるので、その意味でもプラスに働くでしょう。他方、自分では不案内の理系分野に関しては細かく言及せず、この点、いわゆる文系の学部・専攻等へ重点を置いていくつもりです。
※ これ以外の名門大学についても、独自の奨学制度等を通じて一定数以上の学生が上記と同等以下の経済的負担で通えるようになっている場合は、そうした制度と合わせて将来的に言及することがあります。