定期テストに望まれる臨み方

投稿者: | 2015年10月1日

10月に入ると、そろそろ中間試験の行われる中学、高校も多いのではないでしょうか。そこで今回は、この中間試験など定期テストを題材に、どのようなスタンスでそれへ臨むのが望ましいか、以下に書き留めておきます。

こうした定期テストに関しては、試験日が近づいてから俄かに勉強量を増やし、何とかやり過ごそうとする生徒も少なくなさそうですが、もし、そうして急に勉強しだす必要があるとすれば、この時点で既に、学校での授業の進行についていけなくなりだしていた証拠だと思います。

そもそも、進学校のなかでも一部の例外を除き(※)、大半の学校では、中間試験も期末試験も、学期中にそれまで学習したことが出題の中心になります。すると、仮に普段より復習など進め、その内容を着実に消化できていれば、この種の試験のために今さら勉強することは本来なら無いはずです。

とはいえ、授業を受けてから日にちが経ち、うろ覚えになっている所もあるかもしれません。とりわけ、例えば地理歴史の教科で、地名、人名や年号など覚えているかどうかを問うだけの出題が多い学校では、それまでの授業範囲を見直し、改めて暗記に努める程度の必要はありそうです。しかし、その他で-特に、英語、数学、国語のような基幹科目で、普段の学習以上に特別に積み増して勉強する必要など、無くて普通というぐらいの姿勢で臨めるようになることが第一歩でしょう。

そのうえで求められてくる日常の学習姿勢について、次回へ続けます。

 

※ 例えば、下で挙げる記事(ダイヤモンド社)に出てくる「大学合格力」ランキング上位の高校では、少なからず直近の授業範囲に関係なく出題される所もあるようです。ちなみに、この記事のなかで早慶の「ローカル大学」化(入学者に占める首都圏在住者の比率が約7割)に言及されていますが、その点、東大でも同様の傾向が見られ、同学の広報誌『淡青』(第31号25頁)によると、学部合格者に占める関東の高校卒業者の割合が6割近く(2015年度入試)まで増えてきています: http://diamond.jp/articles/-/74377/ (2015年9月30日 アクセス)

 

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